水槽への身体所有感の生起を通じた魚との共生感覚生起の提案 / Eliciting a Sense of Coexistence with Fish through Induced body ownership of a Fish Tank

魚類は世界中で犬猫に次いで多く飼育されている生物である。魚の飼育は18世紀の海洋研究の隆盛をきっかけに、世界各地における水族館設立へ発展した。水族館には魚の知識の普及啓蒙・保護意識向上の役割が期待されているものの、長年にわたり学習目的で訪れる来訪者の増加傾向が見られていない。このため、海洋問題の学習意欲向上すなわち自分ごと化には考え・行動の変化が望まれる。この変化をもたらし得る現象に、身体所有感が存在する。先行研究より、身体所有感の生起には、偏見意識の減少やストレス下での不安軽減など、特定の対象への考え・行動を改善させる効果がある。本研究では、魚を取り巻く環境の自分ごと化を目標に、その手段として水槽の身体所有感による魚との共生感覚生起の有効性を調査した。具体的には、直方体水槽と腕型水槽を用意し、被験者の隠れた腕と水槽を同時になぞることにより評価した。 Fish are widely kept around the world and said to bring stress-reducing and relaxation. Aquariums have long played an important role in the protection of fishes, research on their living, dissemination and enlightenment of knowledge, and entertainment. Though aquariums have introduced a variety of technology for the display to achieve these role, it is difficult to raise awareness of environmental issues occurring in distant oceans. In this study, we propose the use of technology of body ownership with the environment in which fish grow, and creating the feeling of symbiotic partner with fish to make users think of aquatic environment as an issue that affects themselves. By using body

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修士課程の賈志豪さんが第29回日本バーチャルリアリティ学会大会にてスライド・ポスター発表を行いました

2024年9月11~13日にかけて名城大学白キャンパスにて開催された,第29回日本バーチャルリアリティ学会大会において,修士課程2年の賈志豪さんがスライド・ポスター発表を行いました。咀嚼時の下顎軌道計測のための単一深度カメラを用いた下顎軌道計測システムの提案に関する発表です。 カンファレンスページ→http://conference.vrsj.org/ac2024/ 学会プログラム→https://conference.vrsj.org/ac2024/program/program-flash.html

修士課程の林子鈞さんが調布市認知症サポート月間作品展「創作のチカラ ひとつひとつの物語」に展示とワークショップを行いました

2024年9月9日(月)~12日(木),調布市文化会館たづくりにて開催された調布市認知症サポート月間作品展「創作のチカラ ひとつひとつの物語」において,修士課程2年の林子鈞が展示とワークショップを行いました。窒息予防学習ツールに関する展示です。イベントウェブサイト→調布市認知症サポート月間作品展「創作のチカラ ひとつひとつの物語」

修士課程の青木辰磨さんがインタラクション2024のプログラム委員会審査にてインタラクティブ発表賞を受賞しました

2024年3月6日~8日にかけて一橋記念講堂にて開催された,インタラクション2024において,修士課程1年の青木辰磨さんがプログラム委員会推薦によるインタラクティブ発表賞を受賞しました.青木君は,矯正治療支援を目的とした簡易型咬合力計測装置とそれを用いたゲームに関する発表を行い,その内容が評価されて受賞しました. 学会webカタログ→https://www.interaction-ipsj.org/2024/catalog/ 学会HP→https://www.interaction-ipsj.org/2024/

修士課程の青木辰磨さんがインタラクション2024にてポスター・デモ発表を行いました

2024年3月6日~8日にかけて一橋記念講堂にて開催された,インタラクション2024において,修士課程1年の青木辰磨さんがポスター・デモ発表を行いました。咀嚼訓練のための簡易型咬合力計測装置の開発とその応用に関する発表です。 学会webページ→https://www.interaction-ipsj.org/2024/catalog/ 学会HP→https://www.interaction-ipsj.org/2024/